「授業へのレーザー加工導入」は、幼稚園から高校3年生まで3段階に分かれているカリキュラム例をご提案するものです。
本カリキュラムは、幼稚園から小学校3年生まで、小学校4年生から中学校2年生まで、中学校3年生から高校生までを対象としており、すべて合わせると、29コース用意されています。各コースには、それぞれデザインファイルが用意されており、教師が迅速かつ楽に魅力的な授業を考えられるように支援することを目的としています。
No.11 スタッキングで立体形状を作る
生徒たちは、段ボールを積み上げた彫刻や機能的なオブジェ(花瓶、ボウル、ランプシェード)からインスピレーションを受け、自分でデザインします。ここでは等高線で地形を積み上げています。
※ 動画にある輪切り形状を作成するソフトウェアは「https://grid.space/kiri/」にあります
用意するもの
・段ボール
・接着剤、ホットメルトのいずれか
No.12 スツール(椅子)
生徒は、長方形の無地の脚が6本ついた小さなスツールの、あらかじめデザインされたファイルから始めます。生徒は、スツールの脚を自分の創造的な方法でデザインし直します。
用意するもの
・段ボール、木板、アクリルなど、脚を改造するためのさまざまな材料
・接着剤、はさみなどの脚の改造に必要な道具
No.13 ヘリコプター(竹とんぼ)
生徒たちはチームに分かれて、あらかじめ設計されたグライダー(竹とんぼ)の改良に取り組みます。それぞれのチームで飛ばし合い、うまく飛ぶことができる作品を競い合います。
用意するもの
・羽部分用の紙
・構造部分用の段ボール
・ホットメルト、スティックのりなどの接着剤
・軸用のストロー
No.14 一番高いタワーに挑戦
生徒はチームに分かれ、限られた材料の範囲内で橋を設計します。生徒は、クラスで最も高いタワーを設計するために、設計を繰り返し何度もトライすることを奨励されます。
用意するもの
・インデックスカード(一定のサイズの厚紙)
・組立用のテープや接着剤
・鉛筆(必要に応じて)
・紙(アイデアを出すためなどの必要に応じて)
・ものさし、メジャーのいずれか(必要に応じて)
No.15 マジックハンドを作ろう
生徒はチームに分かれて、事前に設計されたマジックハンドの問題点を特定します。生徒は、マジックハンドをよりうまく動作させるために試作品を設計し製作します。
用意するもの
・段ボール
・真鍮ファスナー(リンク機構部分の留め具)
・ゴムバンド(必要に応じて)
No.16 ボックス
生徒はあらかじめデザインされたファイルを選択し、レーザー加工されたフィンガージョイントボックスを製作します。生徒はボックスをカスタマイズし組み立てます。
用意するもの
・MDF
・接着剤、ホットメルトのいずれか
・よりボックスを魅力的にするためのもの(滑り止めなど)
No.17 写真の彫刻
ポップアートと強調の仕方について学びます。生徒は、Beam Studioに写真を取り込み、グラデーションコントロールを使って写真を4種類の異なるパラメータのデザインに変換し木片に彫刻します。
用意するもの
・木板
・写真イメージ
No.18 地図コースター
生徒たちは、自分や大切な人にとって意味のある場所を選びます。ブーリアン演算機能を使って地図を編集し(コースターの形に切り取り)、レーザーカットでコースターをデザインします。
用意するもの
・木板
・サンドペーパー(あれば)
・コルク、発泡スチロール(あれば)
No.19 両面コイン
生徒は、硬貨を使用する通貨制度を研究します。生徒はコインデザインを複製し、木片の両面にレーザー彫刻してコインのレプリカを作る方法を開発します。
用意するもの
・木板
・サンボペーパー(あれば)