(技術情報)HEXA レーザー管の交換方法

・必要な工具類
2.5 ミリ六角レンチ (本体付属)、3 ミリ六角レンチ (本体付属)、T-8 トルクスレンチ (本体付属)、マイナスドライバー ニッパー、*シリンジ (有ると水を抜く時に非常に便利です)、水漏れ対応のタオル類、冷却水を貯める空きペットボトル、補充用精製水

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1. 本体後方のレーザー管カバーを外します。 本体左右のトルクスネジを外すとレーザー管カバー外装が後ろ側に開きます。 

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2. 本体内部から 6 本のネジを 3 ミリ六角レンチにて外すと外装蓋が外れます。 外した外装をレーザー管に当てない様に気をつけて下さい。 必要に応じてタオル等でレーザー管を保護して下さい。 

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3. 本体排気ダクト横の蓋を外して水冷タンクを引き出します。タンクは磁石で筐体に付いています。 

シリンジ等が有りましたら中の水をできるだけ抜いてください。
タンクの蓋はマイナスドライバーの他、コインでも回せます。  

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4. 後ろ側から見て右側低電圧側の水冷ホースに付いているバンドを切って外して下さい。 ホースの縁を押し出す様にして外して下さい。 ホースを外すとタンク側に水が流れますのでタンクが溢れそうな場合は 一旦ホースを戻してタンク内の水を抜いて下さい。 水冷タンクから水を抜いていない場合は水冷タンクの蓋は閉めて置いて下さい。 周囲にタオルを敷いて本体内に水が入らない様に保護して下さい。 水冷タンクから水を抜いていないと漏れる水の量が多くなりますので注意してください。

抜いたホースはボトル等に挿して水を受けて下さい。

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5. 高電圧側もホースを同様に抜いて下さい。 

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6. レーザー管から配線を取り外して下さい。 低電圧側は白いプラスチックの端子部のボタンを押すと配線のロックが外れて配線が引き抜けます。 

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7. 高電圧側は銅箔シールを剥いてください
※ 高電圧側配線コネクタは手回しネジになっています

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8. レーザー管のアース線を抜いてください
※ 2.5 ミリの六角レンチで緩めると外せます 

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9. レーザー管を固定している 2 箇所のクランプを外します
※ 3 ミリ六角ネジにて固定されています
レーザー管を慎重に取り外して下ください
※ 
レーザー管内に残った冷却水が溢れない様に注意して下さい。  

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10. 新しいレーザー管を固定クランプに設置してください
※ レーザー管の位置は左側に 1cm 程間隔を開けて下さい。 

レーザー管固定クランプを取り付けてレーザー管を固定してください
※ 取り付けネジ 4 本は徐々に均等なトルクで締め付けて下さい。 

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11. 両側の水冷ホースを取り付けます。 ホースをレーザー管の注水口に差し込んでください
※ 力を入れ過ぎると破損の可能性が有りますので注意してください。
ホースを差し込みましたらバンドにてホースを固定してください
※ バンドを締め付ける時はバンドのみを引っ張るとレーザー管側の差し込み口が破損します。
※ レーザー管側の差込口を持ちながらバンドを締め付けて下さい。 

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12. 配線を取り付けます。 低電圧側は白い配線コネクタ部ボタンを押しながら配線を差し込んでボタンを離すと配線が固定されます。

高電圧側は配線を差し込み、手回しネジで固定して下さい。 高電圧側は銅箔テープにてカバーをしてください
銅箔テープを履きましたら本体内にコネクタ部を収めて下さい。 

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13. レーザー管のアース線を接続してください

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14. 本体の電源を入れて頂き「アクション」 >「水冷ポンプ」にて冷却水でレーザー管内を満たしてください
※ タンク内の水を切らさない様にするとレーザー管内の気泡が低減されます。
※ 冷却水は全容量で 1L あれば十分に満たせます。
※ 使用する水は精製水か蒸留水を推奨しています。 

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15. 水冷タンク内の水位がタンクの 8 割程で落ち着きましたら水冷タンクの蓋を外した状態で 「水冷ポンプ」を動かします。配管とレーザー管内の大きな気泡が抜けるまで水冷ポンプを動かしてください

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16. 大きな気泡が抜けましたら「水冷ポンプ」を動かした状態でタンクの蓋を閉めて下さい。 ※ 水路に水圧を掛けた状態で密閉が出来るため、タンク側に水が逆流せず新たな気泡が出来難くなります。 

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17. 一旦電源を切って頂き水冷タンクを本体内に収めて蓋を閉めてください
本体外装の蓋を取り付けると完了です。 本体の蓋とレーザー管が干渉していないか確認して下さい。