原点(ホームポジション)位置合わせ用治具の製作
レーザー加工機の beamo、Beambox (Pro)、HEXAではカメラを使って位置合わせすることで狙った場所にレーザー加工することができます。しかし、大量生産で毎回同じ場所を彫刻/カットする場合など、カメラ動作は毎回必要ない/時間を短縮したいという方もいらっしゃるかと思います。
そのような使い方をする方向けに原点位置合わせ用治具データを作りました。この治具は、原点位置(各機種のHOMEポジション)に材料を合わせられるように、原点位置に直角部を設けたものになります。下の写真がその治具で、左から、beamo用、Beambox Pro用、HEXA用です。
本データはダウンロードいただけます。
計測の結果、各原点は左壁、奥壁から下記の位置にあることが分かりました。
・beamoの原点は、左壁から12.5mm、奥壁から64mmの位置
・Beambox Proの原点は、左壁から8mm、奥壁から48mmの位置
・HEXAの原点は、左壁から0mm、奥壁から40mmの位置
※ 機体固有の違いがある可能性があります
※ この治具は機器内部の左壁/奥壁に押し当てることで、原点が直角部にきます。(HEXAは左壁から0mmなので直角部分がありません)
※ Beambox Pro、HEXAは奥壁に押し当てる際にある程度の高さが必要なため、立体的な構造になっています。
各機に治具を置いた様子
レーザー照射口の真下に直角部がきていることが分かります。
※ わかりやすいようにオフィスペーパーの上に置いています。
データダウンロード
Beam Studio形式の加工用データ
※ 彫刻/カットのレイヤーが両方入っています。Beam Studioに読み込みこんでお使いください(必要機種以外は削除ください)
※ 本データは木材5mm用で作成されています。必要に応じてレイヤーの出力/速度を変えてください。
各治具カット形状のDXF形式データ
※ カットレイヤーのみとなります。Beam Studioに読み込んで必要なテキストを入れてお使いください(各機種ごと)
加工後、Beambox Pro、HEXA用については必要な高さに応じて奥部に当たる部分を高くするために小さいパーツを接着剤で張り合わせてください。