新規材料のテスト加工方法

加工経験のない材料への適切なパラメータを見つけるときは、速度(S)と 出力(P)の様々な組み合わせをお試しください。

サンプルテストファイルは、メニュー > ファイル > サンプル > 材料彫り(切り、ライン)テストからインポートでき ます。 

1. Beam Studio のメニューから材料彫りテスト(もしくは、材料切りテスト、材料ラインテスト)を開いてください。

・「彫りテスト」はインフィルありの彫刻テストで、四角の内側も彫刻するテストです
・「切りテスト」は四角にカットするテストです
・「ラインテスト」はインフィルなしの彫刻テストで、四角の内側は彫刻せず、四角を描く線を見るテストです

2. 彫り(もしくは切り、ライン)テスト用ファイルが開かれます。

彫りチャートにある、「S075」はSpeed(速度) 75mm/sで、「P10」はPower(出力) 10%を意味しています。レーザーによる加工は、レーザーエネルギーの対象物への時間当たり照射によって変わるため、遅い速度+高い出力でより加工されることになります。

彫りチャートの左下は「S300」「P10」なので最も加工されにくく、チャートの右上は「S075」「P60」なので最も加工されることになります。
それぞれの四角は右側にあるレイヤーに対応しており、速度と出力が異なるレイヤーとなっています。

「切り」「ライン」は異なる速度と出力ですが、意味するところは同じです。

彫りテスト(Material Testing Suite - Engraved)

切りテスト(Material Testing Suite - Cut)

切りテスト(Material Testing Suite - Line)

3. 彫り加工した結果はこのようになります。

作りたいものに対して最適なパラメータをご自身で選択ください。

「彫り」は、作りたいものに対して一番よい(精度、色、深さなど)と思われる四角のパラメータを使って彫り加工をしてください。
「切り」は、一番きれいに四角がカットされている四角を使ってください。
「ライン」は、一番線が細くきれいな形状を使ってください。

*薄い(厚さが 0.5mm を下回る)材料については、焼けすぎて彫刻/切断開口部が大きくなりすぎるおそれがあるため、彫刻/切断サンプルファイルの使用をおすすめしません。そういった材料では、低出力・高速度(P:18・S:300 など)での手動テストか ら始めてください。