HEXA レーザー管の交換方法(新)
交換頻度は、出力、使用時間、室温、水温などの条件によって異なります
交換必要時期
1. レーザー管の劣化時
2.レーザービームが照射されない、およびひび割れ音が鳴るようなレーザー管の故障時
※ レーザー管は消耗品に分類さ
れ、使用する出力や保管期間などから消耗します。出力設定が大きいほど、レーザ
ー管の消耗は早まります。
準備項目
お客様側で用意
⑤ラジオペンチ
⑥ペーパータオルまたは雑巾
⑦75~99%アルコール
⑰水容器
⑱はさみ
⑳掃除機または高圧スプレーガン(所有している場合)
付属品箱に含まれるもの
①トルクスレンチ
②3mm六角レンチ
③2.5mm六角レンチ
④両口スパナ
⑪漏斗
交換時レーザー管パックに同梱
⑧手袋
⑨アルミニウムボックス
⑩導電性布テープ
⑫アルミニウムボックス用ねじ2個
⑬ウォーターパイプ
⑭パイプクリップ2個
⑮ホースコネクタ
⑯パイププラグ4個
⑲レーザー管
交換に当たっての注意事項
1. 最初に電源コードを抜き、それからレーザー管を交換してください。
2. 背面カバー両側のねじ2 つを取り外すときはトルクスレンチを使用し、それからカバーを持ち上げてください。
3. 最初に後部シャーシの塵を落としてから、レーザー管を交換します。掃除機や高圧スプレーガンで後部シャーシの塵を落とし、それからアルコールを染み込ませたペーパータオルや雑巾で汚れた箇所を拭いてください。シャーシが乾くのを待ってから、次の作業を進めてください。
4. レーザー管には2つの端部があります。高電圧側が画面の近く、そして低電圧側が反射鏡の近くになります。
5. 水の染み出しによる機械の損傷を防止するために、高電圧・低電圧の両側に雑巾やペー
パータオルを配置してください。
交換手順
1. レーザー管の電線接続を取り外します
a. はさみで切り取って分離します
付属の手袋を着用してください。
> スパイラルチューブを取り外してください。
> 銅の部分をはさみで切り取ってください。
> 高電圧側の白色コネクターを回し、取り外してください。
※ レーザー管交換が初めてではない場合は、この手順を飛ばして、2.5mm 六角レンチでアルミニウムを直接取り外してください。
b. レーザー管の電線接続を取り外します
白色端子を押して、アース線を引き出してください。
c. 高電圧側のアース線を取り外します
2. 5mm 六角レンチで EMIフィルターのねじを緩めてください。レーザー管に接続されているアース線を取り出してください。
2. レーザー管ホルダーを緩めます
レーザー管ホルダーの合計 4 つのねじを、3mm 六角レンチで緩めてください。
3. ウォーターパイプを分離します
a. 低電圧側に移ってください。
ラジオペンチで、パイプクリップを外側に押し出してください。
>ホ
ースコネクターを取り外し、後の使用のために保管しておいてください。
> 短いホースのパイプクリ
ップを取り外し、後の使用のために保管しておいてください。
> ウォーターパイプの 2 つの開口部がパイププラグに差し込まれていて、水漏れが防止されていることを確認してください。
※ 高電圧側と低電圧側の下にはタオル、雑巾、またはペーパータオルを必ず配置してください。水が漏れると機械が故障します。
b. 高電圧側でウォーターパイプを分離してください
(レーザー管は管ホルダーシートから背面カバーに向けて動かすことができ、パイプを引き出しやすくなります)
> 分離したら、パイププラグを差し込んでください。
c. 付属のウォーターパイプを差し込み、それをレーザー管の給水口に接続して、水漏れを防止してください。
※ 機械の部品が水に触れないようにしてください。水が漏れたり広がったりした
場合は、機械を完全に乾燥させてから起動してください。
4. レーザー管を完全に取り外します。
5. 新品のレーザー管とウォーターホースを内部に配置します
a. レーザー管を写真のように配置してください。
b. 高電圧側のウォーターパイププラグを取り外し、ウォーターパイプをレーザー管に取り付けてください。
c. 低電圧側に移ってください。
> パイププラグを取り外してください。
> 短いウォーターパイプにパイプクリップを取り付けてください。
> ホースコネクターを差し込んでください。
> ラジオペンチでパイプクリップを接続側に動かし、水漏れを防止してください。
d. 白色端子を押し込んで、アース線を差し込んでください。
> アース線を優しく引いて、しっかりと接続されているかどうかを確認してください。
※ アース線と本体から伸びる配線は必ず画像のように白色端子に対になるように接続してください。
6. 導電性布テープを貼り、アルミニウムボックスを設置してアース線を接続します
a. 高電圧側で白色コネクターを接続し、レーザー電源コネクターに導電性布テープを貼り付けてください。
b. 白色コネクターをアルミニウムボックス内に入れ、カバー上に取り付け、そして2.5mm 六角棒レン
チでねじを締め付けてください。
※ ケーブルや電線が曲がったりねじれたりしない限り、ボックスはスペース内で任意に配置できます。
c. レーザー管高電圧側のアース線を EMI フィルターのねじの位置に差し込んでください。
ねじを締め付けてください。
7. レーザー管ホルダーの後方を締め付けます
a. 管末端と第 1 反射鏡との間に約 15mm の指 1 本分の距離を確保しながら、レーザー管を所定の位置に配置してください。
ウォーターホースが折れたりねじれたりしていないことを確認してください。
b. 3mm 六角レンチでレーザー管ホルダーの合計4つのねじを締め付けてください。
レーザ
ー管を優しく揺らして、ずれないことを確認してください。
8. 電源コードをつないで機械を起動します
正しく設置したことを確認したら、電源コードをつないで機械を起動できます。
9. ウォーターポンプを取り出します
ウォーターポンプカバーのねじ4つをトルクスレンチで緩めてください。
> ウォーターポンプを取り出してください。
10. 水を補充します
ウォーターポンプの蓋を両口スパナで開いてください。
> 漏斗を差し込んでくださ
い。
> ウォーターポンプに蒸留水を補充してください。
> 画面の「マシン」を押してください。
>
レーザーヘッドの X 軸・Y 軸原点復帰が終了したら、「水冷ポンプ」を押してください。そうすると、
冷却水がレーザー管内に入り始め、ウォーターポンプの水位が下がります。ウォーターポンプの
水位が 80%になり、レーザー管への補充による水位の低下が止まるまで、水の補充を続けてください。
11. ウォーターポンプの蓋を締め付けて、ウォーターポンプカバーを戻します
ウォーターポンプの蓋を
両口スパナで締め戻してください。
> ウォーターポンプを元の場所に配置してください。
> ウォー
ターポンプカバーのねじ 4 つをトルクスレンチで締め戻してください。
注意
1. ウォーターホースに、水流に影響が出る折れやねじれがないことを確認してください。
2. 水冷効果に影響が出る不純物を防止するために、蒸留水を使用してください。
3. レーザー管内に気泡が多く入ると、放熱効果に影響が出ます。気泡が発生
しにくくなるように、水を80%よりも多く補充するか、または水の補充時にウォ
ーターホースを押すことをおすすめします。
4. 水位を注視して、溢れを防止してください。
5. 電源コードを接続したら、感電しないように、レーザー管の高電圧側付近には触れないでください。
6. 「アクション」ページの利用時は、パルスアイコンに触れたり、レーザー管の末端に手を置いたりしないでください。
7. ウォーターポンプが作動しない場合は、販売代理店までご連絡ください。
8. レーザー管を動かしたら、光路調整を実施しなければなりません。