beamo 冷却水の入れ替えと追加（新）
3 か月に 1 回
レーザー励起時に発生する発熱によるガラスレーザー管の破損を避けるため、充分な精製水で水冷効果を維持する必要があります。
準備項目
自分で準備するもの
①ラジオペンチ
②水容器
③ペーパータオルまたは布
付属品箱に含まれるもの
④トルクスドライバー
⑤両頭レンチ
⑥漏斗
1. トルクスドライバを使用してバックカバーの 6 本のネジを緩め、バックカバーを取り外します。
2. レーザー管内の気泡が多すぎると冷却効率に影響します。水を循環させ、水タンク内を 80%以上水で満たす。水を追加する際にホースを軽く押して気泡が残らないようにする。
3. 3 か月に 1 回、冷却水を交換することをお勧めします。
4. ハニカムボードのメッシュ部分は鋭利ですので、ご注意ください。
5. 以下に示すように、機械がオートフォーカス版の場合は、側面ボタンを押してレー
ザーヘッドを上げ、ハニカムボードを取り出す際にセンサープローブに接触しない
ようご注意ください。
6. レーザーヘッドを移動できない場合は、タッチパネルから「アクション」>「モーター」
をタッチしてモーターのロックを解除してください。
メンテナンスの手順
1.ハニカムボードを取り出す
レーザーヘッドを作動エリアの左上に移動し、機械の手前側からハニカムボードをゆっくりと持ち上げて引き出します。
2. レーザーヘッド先端部を取り出します
マニュアルフォーカス
ノズル固定リングを緩め、レーザーヘッド先端部を下に下げ、消炎エアチ
ューブを手前に向けてレーザーヘッド先端部を取り出します。
オートフォーカス
サイドボタンを押し続けてノズルを一番下まで移動します。2.5 mm 六角形レ
ンチを使用して、レーザーヘッド左側の止めねじを緩めます。レーザーヘッド先端部を下げて取
り出します。
3. フローメーター接続部を緩め、レーザーヘッド先端部を当てる
a. フローメーターの低電圧側（第一反射鏡側）の接続部を緩め、外します
b. 水を出すため水容器にフローセンサーを置き、低電圧側のチューブを少し持ち上げて排水します
c. レーザーヘッド先端部を接続部の開口側に当てます。
※ エアーポンプ作動後、水がこぼれないよ
うにフローメーターを水容器の上に固定するため、工夫するか、誰かに持ってもらうと作業しやすくなります。
4. 水を抜くには「エアーポンプ」機能を使用します
タッチパネルから「アクション」>「エアーポンプ」
をタッチするとレーザーヘッド先端部からエアーが出ます。レーザーヘッド先端部を少しずつフローメーター接続部開口側に当て、エアーを送ると、フローメーターの反対側から冷却水が排
水されます。排水が完了したら再度「エアーポンプ」をタッチし停止します
5. レーザーヘッド先端部をペーパータオル、または布等を使用し拭き取ります。レーザーヘッド先
端部をレーザーヘッドへ取り付け、固定リングを締め、固定します。
オートフォーカスの場合
オートフォーカス下部にレーザーヘッドを挿入し、2.5mm 六角棒レン
チを使用して、レーザーヘッド左側の止めねじを締め、固定します。この時、底のセンサー部より
レーザーヘッド先端部が低くならないようご注意ください。
※ センサー部が引っ込んだ状態でレーザーヘッド先端部を同じ高さに調節します。
6. フローメーター接続部を接続する
チューブを予め少し反対方向に回転させてからフローメータ
ーに接続すると、接続後、チューブに捻じれが発生しづらくなります
7. 本体の電源を切り、電源コードのプラグを抜きます。その後、手動で水を追加します。
8. 水を手動で追加する
両頭レンチを使用し水タンクの蓋を開け、漏斗を挿入し精製水を入れます。
9. 電源コードを差し込み、本体を起動します。
10. 水冷ポンプを回します：本体電源を入れた後、タッチパネルから「アクション」＞「水冷ポンプ」をタ
ッチします。
※ 冷却水がレーザー管内に回りはじめ、タンクの水位が下がります。
※ 水冷ポンプが動作しない場合は、販売代理店にお問い合わせください。
11. 水タンクの蓋を締める
タンクの水位が 80%に達し、レーザー管への追加によって水位が下がら
なくなるまで、手順 7～10 を繰り返します。最後に両頭レンチを使用して水タンクの蓋を締めます
※ 水が溢れないように、水を入れる際はご注意ください。
※ 水冷効果に影響する不純物を避けるため、精製水を使用してください。
- 電気ショックを避けるため、電源コードを差し込んだ後、レーザー管の高電圧側付近には触れ
ないでください。
※「アクション」ページを使用する場合は、「パルス」をタッチしたり、レーザー管の先端に手を置い
たりしないでください。
※ 水を追加する際はホースを軽く押すことでチューブ内の気泡が残りにくくなります。
※ 放熱効率に影響を及ぼさないように、レーザー管内に気泡が残らないようにする。
※ 水の流れの妨げないよう、ホースが捻じれたり、折れ曲がったりしていないか確認する。