FLUX ador 2W 赤外線レーザーを使用した金属彫刻
Jan 29 2024

レーザー彫刻のコミュニティにおいて、木材、アクリルの加工は常にホットな話題であり、様々なレーザーで加工することができます。その一方で、金属彫刻は、金属に特化したレーザー彫刻機を見つけるために、より多くのお金と時間を費やすことになりがちです。
さらに、金属と他の材料の両方を彫刻する必要があるクリエイターは、通常、金属専用レーザーと他材料用の2つの機械を別々に購入しなければならず、その分のお金と時間だけでなく設置スペースも必要となります。
adorの登場により、クリエイターのこの問題は解決されました。adorは、ダイオードレーザー、赤外線レーザー、印刷モジュールの3つが1つになったモジュール交換型設計のレーザー加工機です。クリエイターは、この加工機を使うことで素材材料やクリエイティブな要求に応じてモジュールを切り替えることができ、作品の可能性を大きく広げることができます。
adorの2W赤外線レーザー

ador 2W赤外線レーザーは1064nm波長で動作し、金属表面への彫刻に最適です。非常に小さいビーム直径により、様々な金属に複雑なデザインや洗練された彫刻を施すことができ、金属加工プロジェクトへのアプローチに革命をもたらします。
金属彫刻の実例
本記事では、赤外線レーザーの機能を説明するために、ステンレス鋼を実際の例として取り上げます。プロセスの流れや赤外線レーザーがどのように動作するかを理解するのに役立ちます。
1.赤外線モジュールのカメラキャリブレーション
adorの赤外線モジュールを初めて使用する場合、マシンを移動した場合、カメラのプレビューと実際の彫刻位置の不一致に気づいた場合は、必ずカメラキャリブレーションを実行する必要があります。
2.材料配置とオートフォーカス
adorの加工エリアは、縦300 x 横430mm x 高30mmと広く、クリエイティブの幅が広がりますが、材料がこの寸法を超えないようにしてください。また、軽い材料の場合は、赤外線モジュールの動作中にエアアシスト気流でずれてしまわないように、紙テープなどで固定することをお勧めします。
その後、AFボタンを長押しして、材料に焦点を合わせます。


AFボタンを3秒以上長押し
3.カメラプレビューとデザイン配置
adorには8MP高解像度カメラが搭載されており、ワンクリックで素早く材料をプレビューできます。材料をプレビューしたら、その上にデザイン画像を配置します。赤外線モジュールはデザイン配置した部分に正確に彫刻します。
メタリック素材のカメラプレビューでは、レイヤー色がデフォルトの黒色のままだと見づらく、位置合わせしにくい場合があります。このような場合、レイヤー画面で該当レイヤーを選択して色を変更してください。ここでは赤色にしておりますが、デザインをより正確かつ効率的に位置合わせすることができます。
デザインファイルを配置した後、Beam Studioでグラデーションやカーブをお好みに調整できます。


4.パラメータ設定
右側にあるパラメータ設定画面で、モジュールを2W赤外線レーザー、材料をステンレス鋼-彫刻に設定します。
その後、右上のゴーボタンを押して加工ファイルをマシンに送信します。


5.レーザー加工
レーザー加工が実行され、デザインがステンレスに彫刻されます。


2W赤外線レーザー事例

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