ロータリー2.0のご紹介と従来からの変更点
June 11 2024
従来のカスタム製品
従来は、製品を個別にカスタマイズするには金型製作の必要があり、カスタム製品を作るには長い生産時間と少なくない最小注文数が必要でした。また、考案されたデザインを実現化するために、メーカーと何度も協議し試作を繰り返す必要がありました。コスト面においても、少量生産であれば高単価になり、予算オーバーすることとも少なくありませんでした。
しかしながら、ECプラットフォームの急速な成長により、売り手と買い手のやり取りをする相互チャンネルが多様化し、オンラインでのカスタムギフトビジネスが人気のギフトオプションとなっています。卓上レーザー加工機の人気が高まるにつれ、カスタムギフト市場に参入するクリエイターが増え、多くの費用対効果の高いカスタム製品が提供されるようになりました。
オンライン市場でのカスタム製品の広がり
レーザー加工機においては、加工ソフトウェアでグラフィックやフォントを生成するか、デザインファイルを直接インポートすることによって、カスタム製品を効率的に作ることができます。これにより、外注の必要なくカスタマイズのニーズを満たすことができるようになりました。
レーザー加工を使ったカスタム製品において、瓶やワイングラスなど、ペンや骨壺などへの彫刻には一定の需要があります。ブランド名が入ったものはブランディングに有益となり、名入れされた製品は唯一無二のものとなるためです。
レーザー加工機はさまざまな材料のカスタマイズ製品を製作することができますが、通常は均一な厚みの材料しか加工できません。そのため、円柱状の材料を扱う必要がある方にとっては大きな課題となりました。この課題に対応するため、FLUXは卓上レーザー加工機用に専用の回転オプションを設計し、より多様なカスタマイズオプションを提供しています。
新しいロータリー2.0
2024年、FLUXはBeamBoxシリーズ(BeamBoxとBeamBox Pro)とHEXA用にアップグレードされた第2世代の回転オプション製品を発表しました。ロータリー2.0は、ユーザビリティ向上のための設計変更がなされただけでなく、彫刻可能な長さと幅を大幅に向上させました。
ロータリー2.0は初代ロータリーに比べて、ローラー設計、彫刻範囲共に洗練されています。さらに、ロータリー2.0には新しくサポート台が搭載されました。サポート台により、ワイングラスやシャンパンフルート、野球バットなど、円錐形の水平彫刻が可能になりました。
対応可能サイズのアップグレード
最大彫刻径は、BeamBoxシリーズ用で75mmまで、HEXA用で115mmまで対応、最大彫刻長さは、BeamBoxシリーズ用で570mmまで、HEXA用で660mmまで対応しています。 対応可能サイズが大きくなったことにより、これまでできなかった加工物を彫刻できます。
傾き調整可能なサポート台
上下に動かすことで円錐形加工物の上部を水平に保つことができる
従来なかった円錐加工物の彫刻に対応する調整可能なサポート台を備えており、加工物の傾き角度を完璧に水平に合わせて調整加工することができます。加工対象の幅に対してサポート台のローラー幅を変更することができます。
サポート台のローラー位置を変更可能
円錐形加工物の上部を水平に保つ
改良された防滑ラバーローラーとリミットブラケット
ローラー部分のラバー変更により、加工物とローラー間の摩擦が大幅に増加しました。その結果、レーザー彫刻の安定性がより確保されるに至りました。さらに、高速彫刻中に加工物がずれないように固定できるリミットブラケットを備えているため、加工中のずれが抑制されます。
ローラー幅の変更
リミットブラケット
ロータリー2.0を使った加工例
ロータリー2.0は、円筒形から円錐形へ加工対象が拡張され、より大きなものを加工できるようになったため、カスタマイズビジネスの可能性を拡大させました。ロータリー2.0でレーザー加工機をアップグレードして、素晴らしいデザインを実現してください!
あなたのデザインをもっと多くの人に
レーザー加工用ファイルのデジタルマーケットプレイスであるDESIGN MARKETに作品をアップロードして、あなたのストアをオープンしてみてください。あなたの素晴らしい作品を収益化する素晴らしい方法です。
DESIGN MARKETもっとアイデアをお探しですか?
ぜひ FLUXのFacebookコミュニティ に参加して、あなたの作品をオンラインで共有してください!他のメンバーからインスピレーションを得ることもできます。
FaceBook FLUX公式コミュニティ